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古語辞典でみる和歌 第5回 「紫の…」

古語辞典でみる和歌 第5回 紫の一本(ひともと)ゆゑに武蔵野(むさしの)の草はみながらあはれとぞ見る 出典 古今・雑上・八六七・よみ人しらず 訳 たった一株の美しい紫草があるために、武蔵野に生えている...

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古語辞典でみる和歌 第6回 「をりならで…」

古語辞典でみる和歌 第6回 をりならで色づきにける紅葉葉(もみぢば)は時にあひてぞ色まさりける 出典 蜻蛉・上 訳 季節はずれに色づいてしまった紅葉は、その時(=秋)が来てますます美しくなったよ。 (...

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古語辞典でみる和歌 第7回 「つくばねの…」

古語辞典でみる和歌 第7回 つくばねの峰より落つるみなの川恋ぞつもりて淵(ふち)となりぬる 出典 後撰・恋三・七七六・陽成院(やうぜいゐん)/百人一首 訳 筑波山の峰から流れ落ちるみなの川の、その浅瀬...

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古語辞典でみる和歌 第8回 「春日野の…」

古語辞典でみる和歌 第8回 春日野の雪間(ゆきま)を分けて生ひ出でくる草のはつかに見えし君はも 出典 古今・恋一・四七八・壬生忠岑(みぶのただみね) 訳 春日野の残雪の間をおしわけてわずかに萌え出てく...

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古語辞典でみる和歌 第9回 「春来ぬと…」

古語辞典でみる和歌 第9回 春来(き)ぬと人は言へども鶯(うぐひす)の鳴かぬかぎりはあらじとぞ思ふ 出典 古今・春上・一一 訳 春がやってきたと人は言うけれども、うぐいすが鳴かないうちはまだ春ではある...

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古語辞典でみる和歌 第10回 「鶯の…」

古語辞典でみる和歌 第10回 鶯のなけどもいまだふる雪に杉の葉しろき逢坂(あふさか)の山 出典 新古今・春上・一八・後鳥羽院(ごとばゐん) 訳 春を告げるうぐいすが鳴いているのに、いまだに降る雪のため...

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古語辞典でみる和歌 第11回 「よのなかに…」

古語辞典でみる和歌 第11回 世の中に絶(た)えて桜のなかりせば春の心はのどけからまし 出典 伊勢・八二、古今・春上・五三・在原業平(ありはらのなりひら) 訳 この世の中にまったく桜がなかったならば、...

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古語辞典でみる和歌 第12回 「都には…」

古語辞典でみる和歌 第12回 都にはまだ青葉にて見しかども紅葉(もみぢ)散り敷く白河(しらかは)の関 出典 千載・秋下・三六五・源頼政(みなもとのよりまさ) 訳 都ではまだ青葉として見ていたのに、紅葉...

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古語辞典でみる和歌 第13回 「色見えで…」

古語辞典でみる和歌 第13回 色見えでうつろふものは世の中の人の心の花にぞありける 出典 古今・恋五・七九七 訳 色にも現れないでいて、あせて(=心が変わって)しまうものは、世の中の人の心という花であ...

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古語辞典でみる和歌 第14回 「天の川…」

古語辞典でみる和歌 第14回 天の川紅葉(もみぢ)を橋にわたせばやたなばたつめの秋をしも待つ 出典 古今・秋上・一七五 訳 天の川に紅葉の葉が散ったのを水に浮かべて、橋のように渡すからなのだろうか、お...

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